南紀 その10(吉野山)

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吉野山にて、日が沈みます。






2011.11.13(日)


大台ヶ原から下ってきて、R169に戻り北上を続けます。
自分的な今日の第一目的は果たすことが出来ました。
瓢箪から駒的な展開!?で、丸山千枚田も見られることが出来、それなりに満足をしていました。



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大台ヶ原から先(前も)のルートです。


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R169 新伯母峰トンネル (1,964m) を潜って下って行くと、トンネルと橋梁併用のループ区間がありました。


その後は道路も単調になってきて、ちょっと眠けも襲って来たのですが・・・

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突然、クルマの流れが止まってしまいました。


どうせ工事渋滞か何かだろうと思って待ちますが、ぜんぜん動きません。
ちょうど眠気を覚ますにはいい機会と思い、車外で体操のまねごとなどをしていました。

10分はゆうに過ぎたでしょうか!?
前の方がやっと動き出したので、クルマに乗り込みました。

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こんな橋に迂回させられました。


国道とは対岸の1.5車線程度の道に誘導されます。
幹線道ですから、大型車も走っていますので
ここを対面通行にするわけにはいかないでしょうね。


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対岸を見ると、山の斜面がすごいことになっていました。

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この橋で元の国道に戻ります。


わかりやすく書くと、下の地図のとおりです。
自分達は(地図の)下から来ました。
国道を右折して渡った橋が、↑で云う「こんな橋」です。
そのまま川の右側を走り(ふれあいセンターを通り過ぎ)
黒い○の部分(崩落現場)を見つつ、r258を左折して戻ったということなのです。


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こんな感じで、区間長1km超の交互通行となっていました。 そりゃ、混みますね。


この2日間、いやというほどこのような現場を見てきましたが・・・


自然の猛威


本当に恐ろしいものです。



その先の区間は、道が単調になって来たこともあって、なんとな~く惰性!?で走ってしまいました。

つとやんがこの後の案を練ってくれて、吉野山を案内してもらえることになりました。

自分にとって吉野山と云えば、なんといっても「ソメイヨシノ」なのですが・・・
その程度の知識しかないのが寂しいところです。(汗)


↑と思っていたら、それがそもそもの誤解であって
ソメイヨシノは、ここ吉野のヤマザクラと混同されないように名付けられた名のようです。(恥)


ソメイヨシノ(Cerasus × yedoensis)は、緑の若葉が出る前に、木全体を覆うように淡紅白色の花をつけます。
その起源には謎が多く、従来から様々な説がありましたが、最近の遺伝子解析による研究の結果、
ソメイヨシノの起源はエドヒガンザクラ系品種(母種)とオオシマザクラ(父種)の交配によって、
生まれたものであるということがわかりました。

栽培の歴史は新しく、江戸(染井:現在の東京都豊島区)の植木屋が、はじめ「吉野」の名で売り出したものとされています。
後に奈良の吉野山のヤマザクラと混同しやすいので、明治33年に染井吉野という名前に改められました。
花は3、4個集まって咲き、香りはなく、花弁は5枚の一重咲きです。
一般に桜と言えば、ソメイヨシノをさすのが常識的です。
それだけ全国に多く植えられ、名所があり、人々になじみも深いからなのでしょう。





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R169 吉野川沿いを走っています。

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国道を離れると、このような標識が見えました。 意外と近い!?

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駐車場に到着しました。 下の千本 というところのようです。


吉野山(よしのやま)は奈良県の中央部・吉野郡吉野町にある吉野川(紀の川)南岸から大峰山脈へと
南北に続く約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称、
または金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の広域地名である。

古くから花の名所として知られ、特に桜は有名で、その地域ごとに
下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)と呼ばれる。

大正13年(1924年)12月には国の名勝・史跡に指定され、
昭和11年(1936年)2月 には吉野熊野国立公園に指定された。
また平成16年(2004年)7月には吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が
『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録された。
平成2年(1990年)には日本さくら名所100選に選定された。



知識がないので頼ってしまいました(汗)


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案内図が一番わかりやすかったので・・・


どうやら、ここから先の道は狭い上に駐車場もなさそうなので
歩いて行くことにします。

もう日暮れ時も近づいているので、何処まで行かれるかはわかりませんが・・・


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この下は桜の木で埋め尽くされていました。

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日曜日の夕方にしては、意外と人が居ました。

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oh! NIPPON という感じの景色!?

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お土産屋さんも、そろそろ店仕舞いのようです。

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なにやら鳥居が見えて来ました。

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銅鳥居(重文)-銅鳥居と書いて「かねのとりい」と読む。
聖地への入口、俗界と聖地の境界を象徴する建造物である。
吉野から大峯山(山上ヶ岳)までの修行道には発心門、修行門、等覚門、妙覚門という、
悟りへの4つの段階を象徴した門が設定されているが、そのうちの「発心門」にあたるのがこの鳥居である。
鳥居の柱が蓮台の上に立っているのは、神仏習合の名残りである。
東大寺大仏を鋳造した際の余りの銅で造ったという伝承があるが、現存するものは室町時代の再興である 。



ここで、ちょうど日没となりました。


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何か懐かしい光景です。


まだ先に行ってみます。
駐車場からは20分ほどは歩いたでしょうか!?


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立派な屋根が見えて来ました。

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何かの山門なのでしょうか!? まったく知らないもので(汗)

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金峯山寺仁王門というそうです。

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え゛えっ、国宝ですかっ。


仁王門(国宝)-本堂(蔵王堂)の北側に位置する入母屋造、本瓦葺きの二重門(二重門とは2階建て門で、
1階と2階の境目にも屋根の出をつくるものを指す)。
軒先に吊るしていた風鐸(ふうたく)の銘から室町時代の康正2年(1456年)の再興とわかる。
本堂が南を正面とするのに対し、仁王門は北を正面とし、互いに背を向けるように建っている。
これは、熊野から吉野へ(南から北へ)向かう巡礼者と吉野から熊野へ(北から南へ)向かう巡礼者の
双方に配慮したためという。



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仁王は仏師康成の作で鎌倉末期の力強さを示している。



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門に立って、上って来た方を見下ろしてみました。

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青春だね~っ。


なんとも、ゆったりした良い時間が流れているように感じました。
金峯山寺そのものは時間が間に合わず、入ることは出来ませんでしたが・・・

だいぶ暗くなってきたので、戻ることにしました。
このあたりは、もうしばらくすると紅葉のライトアップなどもされるようです。


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秋だね~っ。 その1

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秋だね~っ。 その2

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結構急な坂を上っていたみたいです。

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これが黒門でした。


黒門は、金峯山寺の総門。昔は公家大名といえどもこの門からは、
槍を伏せ馬を下りて通行したという格式を誇っていた。



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近鉄の吉野ロープウェイがありました。 これで下に降り、吉野駅まで行くことが出来ます。(車道は別にあり)

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遠目に吉野駅を見ます。

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だいぶ下って来ました。 最初に見た桜の木々です。

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駐車場に戻って来ました。


吉野山、着いた時間も時間だったからかも知れませんが
落ち着いた感じでいいところでした。

南紀の熊野周辺が、圧倒的な自然のまっただなかという印象だったのと比べ
ここ吉野は人が作った、優しい自然という印象を与えてくれました。

最も、ホンの触り!?しか回っていないので
あくまでも、第一印象的なものですが・・・

つとやん、いいところに連れて来てくれてありがとう。



気がついてみると、朝食以来何も食べずに夕方となってしまいました。
まぁ、朝はバイキングでたらふく食べていますから
そんなには腹も減っていないのですが・・・


つとやんと何を食べる・・・ということになり
自分は(ここが関西なので)粉ものが良いと希望を伝えたのですが・・・
奈良では、それほどでもないようです。

じゃあ、奈良の名物は!?と聞くと・・・

「天理ラーメン」との一声が返って来ました。


・・・じゃあ、それっ。


ということで、一路天理へと向かいました。


天理・・・くしくも昨日の朝、スタートをしたところです。
有名なラーメンということでしたが、どうやらその場所は昨日の朝、前を通っているみたいです。
なんせ、昨日給油をしたGSの前を通りましたから(爆)


そして、ナビ的には店舗を移転したようで
少々悩みましたが、無事に到着しました。


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 彩華ラーメン というお店でした。


これは何かと言うと、奈良県天理市を中心とする彩華(サイカ)という名の中華のチェーン店で、
ここのラーメンを通称『天理ラーメン』、略して天ラと呼ぶ。
あるいは「スタミナラーメン」を略してスタメンとも呼ばれる。地元ではスタメンで呼ばれることの方が多いようだ。

肝心の味の方だが、スープは醤油をベースに鶏ガラとトンコツからダシをとっている。
またニンニクがたっぷりと入っており、豆板醤も効いていて濃厚塩辛なコッテリ味。麺は自家製の細麺を使用。
具には炒めた大量の白菜と豚肉、ニンジン、にら等が入っている。



結構な人気店のようで、待合いスペースにはたくさんの椅子がありましたが
ちょうど待たずに入ることが出来ました。


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ギョーザにしようか悩んだのですが、チャーハンにしてみました。

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この2日間、結構身体を動かしていた身には、ちょうどいい感じの味でした。

美味かったです。

それにしても、関東にいると「天理ラーメン」という名称は知りもしませんでした。


サザエさんのオープニングが聞こえる頃に完食して、お店を出ました。





・・・さて、昨日の15:00からまる1日とちょっと、行動を共にさせて頂いた
つとやんとのお別れの時間となってしまいました。

まぁ、出会いがあれば別れがあるのも仕方がないわけで・・・

彩華ラーメンの駐車場で、解散となりました。


どうも、ありがとう。


またどこかで会いましょう!


・・・ということで、昨日の朝寄ったGSでまた給油をして。

走行 230km 23.26L 9.9km/L でした。 さすがに山の中だけでしたから・・・


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昨日とは逆に、名阪国道の天理ICを東進します。


それにしても、

紀伊半島はデカかった。


いちおう、明日も休みなので
この先どこかで風呂に入って、どこかで寝ることにします。
by chage_diary | 2011-11-18 21:30 | お出かけ | Comments(0)

主に週末絵日記になると思います。


by ちゃげ
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