ビーナスラインほか その2
2010年 06月 27日
穂高町 大王わさび農場の水車。
2010.06.26(土)
『八島ヶ原湿原』
南北に620M、東西に1050Mの卵形をしており、西側に八島ヶ池、東側に鎌ヶ池があり、
その中間に鬼ヶ泉水と呼ばれる池があります。尾瀬ヶ原の高層湿原より規模は小さいが、
形成ははるかに古く、およそ1万2000年あまりもかかって現在の湿原になりました。
高層湿原とは標高の高い所にあるという意味ではなく、ミズゴケを主とする植物が、
枯れても腐植土とならずに堆積し、泥炭化し上へ上へと生長して、
ついには全体が水面よりも高く盛り上がったものです。
この高層湿原はわが国における高層湿原の南限で、
標高の高いこと、泥炭層が8.0メートルにおよぶ(1年で約1ミリメートルの速度で発達するとされ、
約1万年かかって形成されたと考えられています。)ことなどで貴重なものと成っています。
この堆積した泥炭層の内部に存在する花粉などによって、過去にどんな植物が生育していたか、
また、花粉の堆積状態から、過去の気候の周期的変化の状態も分かります。
このことから、昭和14年に国の天然記念物の指定をうけ、
さらに昭和35年に、国定公園内の特別保護地区にもなっています。
偶然なのでしょうが、この駐車場に着いた時には雨が上がっていました。
この時期はレンゲツツジが咲いているので、晴れていれば混んでいる筈なのですが
このような陽気でしたので、なんなくクルマを停めることが出来ました。
なので、最低限の雨具(傘といいます)を持って湿原に行ってみました。
・・・といっても今来た道路をくぐって2分ほどなのですが。(汗)
全体を見下ろすことが出来る展望場所に行くと、湿原の反対側はガスっていました。
こ~んな感じです。
湿原を周回出来る木道の一部が、ショートカットをして戻って来られるようになっているので歩いてみました。
だんだんと下って行きます。
レンゲツツジの花は、近くで見ると白っぽくなりかけていて終わりに近いような感じでしたが
湿っていたため、延命!?されているようです。
これだけ広範囲に咲いていますから、人が植樹したものではないのでしょう?
他の植物も見頃を迎えているものがありました。
湿原の木道を歩いているうちに雨が降って来ました。
やはり山の天気は急激に変わりますねぇ。
このような木道を歩いています。
雨が降ってきたので、この木の下で雨宿り!?をしていました。
どうにも止む気配がないので、諦めてクルマまで戻って来ました。
今年は行かれるものなら、尾瀬にでも行ってみたいのですが
(たぶん尾瀬ヶ原はこれの規模のでかいものだと思っています)
・・・果たして実現の運び!?となるのでしょうか?
再度、ビーナスラインを走ります。
最終目的地!?は美ヶ原のつもりなのですが、風雨は強くなっていく一方です。
う~ん。
扉峠まで来たところで、美ヶ原に行くのは諦めました。
たぶん着いたところで、この風雨は収まらないでしょうし
外を歩いて楽しい状態にはならないでしょうから・・・
なので、ここを右折しアザレアラインにて松本方面へと下ることにします。
途中の渓流にて。
アザレアラインをまじめ!?に下るのは初めてでした。
以前通ったのはここではなく併走する険道か近道でしたので・・・
標高を下げて来ると雨は小降りになり、ついには止みました。
やはり山の天気は険しいようです。
途中、農産物の直販センターのようなところがあったので停まってみました。
「山辺ワイナリー」というところでした。
まったくの予定外ですが、土産にワインを買ったりしています。
巨峰ソフトなどを食べてみました。
ぶどうのつる越しに松本の市街を臨みます。
このあとは(これまでもですが)まったくのノープランだったのですが、時刻は15:00近くになっていました。
日の長い季節とはいいながら、あまり深入り!?も出来ないので
急遽「大王わさび農場」に寄って、帰途につくことに決めました。
きっとこれまではあんな雲の中にいたんでしょうね?
『大王わさび農場』
長野県安曇野市にあるわさび農場。
大王農場、大王わさび園とも呼ばれる。1917年に開場した。
有限会社大王が運営している。
北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある、
日本最大規模のわさび園であり、年間約120万人が訪れる安曇野随一の観光スポットである。
わさび田に引かれる湧水は一日12万tで、水温は年間通して12℃。収穫は年間通して行われる。
直射日光に弱い為、4月から9月末まで黒い寒冷紗でわさび田を覆う。
また、ここは黒澤明監督の映画『夢』のロケ地としても知られる。
売店での名物はわさびソフトクリーム、わさびコロッケ。
山葵の栽培品種は、長野23号、真妻、正緑、などがある。
「大王」は敷地内にある大王神社に由来し、
この神社は民話に登場する八面大王の胴体が埋葬されているとされる。
大王わさび農場 に来たのは何時以来のことでしょう。
少なくとも、ここ10年は来ていないような気がします。
どのような場所だったのかあまり覚えていないようです。
いわゆる安曇野には去年の秋にも来ているのですが・・・
この水車が黒澤明監督の映画にも出ていたようです。(自分は見ていませんが)
水も澄んでいてキレイです。
あまり記憶がないながらも、以前来た時より規模が大きくなったような気もするのでしょうが
きっと錯覚でしょう・・・
わさび田は日よけの寒冷紗で覆われていました。
手前は収穫が終わったばかりなのでしょうか・・・
規模の大きさがわかると思います。
土産売り場に行ってみましたが、ソフトクリームはさきほど食べてしまいましたし
なんとなく冷やかして出てきてしまいました。
遙か山の方はまだ雲のなかでした。
結構な時間(16:00過ぎ)になっていたので、帰途につくことにしたのですが
まだすぐに高速道路に乗ってしまうのは味気ないので、長野道に沿ってR19~R403を北上してみます。
ここを左折
JR篠ノ井線の旧線が遺構として残されています。
スノーシェルターのなかを通り、峠を越えて行きます。
途中、道の駅さかきたにて休憩中
篠ノ井線 甲府行が走って来ました。
長野道はず~っと併走しています。
この先をR403で進むと先の峠で時間が掛かりそうでしたので
麻績ICから高速道路に乗ることにしました。(17:00)
麻績IC INです。
高速道路に乗った時点で、今日のツーリングが終わったような気になってしまっています。
一瞬、姨捨SAに寄って・・・
上信越道に入って・・・
横川SAはスルーで・・・
眠い目をこすりつつ帰ってまいりました。
帰宅は20:30頃、
結果的には 600km ほど走っていましたが
なんとなく消化不良!?な一日となりました。
(胃の方は別の意味で消化不良・・・)
やはり天気がいい日に出かけたいですねぇ。
おまけ!? 買ってきた「おやき」を翌日食べたの絵です。
by chage_diary
| 2010-06-27 09:30
| お出かけ
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