'09 東北ツーリング その9 (8/24 5日目の2)
2009年 08月 27日
ここが本州最北端の 青森県 大間崎です。
2009.08.24(月)
釜臥山から大湊の街に下りて来て、
途中で自衛隊の駐屯地などを眺めつつ、R338を海沿いに西に進みます。
しばらく走り、川内町で県道46号を右折し内陸部に入り、北上をして行きます。
県道46号です。
『県道253号』
このままず~っと北上すれば、大間崎まで行かれるのですが、
仏ヶ浦というところに寄ってみたかったので、県道253号との交差点を左折します。
県道253号はなかなかの山間部を走っていて、ほとんど人家も確認出来ないようなところでした。
その途中、道の駅かわうち湖で休憩をとって走り出した後しばらくすると
なかなかゴキゲンな場所を見つけたので、停まってみました。(14:40)
牧場っ・・・
サイロっ・・・
こちら側も牧場っ・・・
直線っ・・・
下北半島に北の大地を求めていたわけではありませんが、
なんとも北海道チックな場所でした。
ここら辺りになると気候的にはかなり近いと思われるので、
酪農を営む農家も多いのかと思われます。
そして、そのあとすぐにR338に再合流しました。
このあたりは海は近いのですが、山深いです。
『仏ヶ浦』
再びR338に合流して、北上します。
マサカリで云うと、ちょうど刃の部分ですが「海峡ライン」と呼ばれているみたいです。
山がそのまま海岸に落ち込んでいるので、道をつけるのは苦労したようです。
しばらく走ると仏ヶ浦の標識が出てきましたので、駐車場に入ります。(15:00)
遊歩道があって、ここから遊歩道で海沿いに下りることが出来るのですが
そんなに近くはなく、15分くらいかかるようです。
体力的に行こうかどうしようか考えたのですが、
今ここで行っておかないと後悔しそうだったので、意を決して下りてみることにしました。
このタオル・・・忘れ物でしょうか?? 巻いた人はセンスいいですっ。(笑)
最初は土の遊歩道ですが、途中からはこのような木道(階段もあります)になります。
だいぶ下りて来ました。
かなり急な下りの道でした。
時間はやっぱり10~15分くらいかかったでしょうか??
やっと海沿いまで下りてきました。
あたりには大海原がひらけます。
なんか不思議な景色です。
船着き場は波を被っています。
岩が白いです・・・
波つよいっす。
海藻を採っていました。
対岸には津軽半島が見えます。
下りてきた甲斐のある景色に遭遇出来ました。
なにやらいろいろな名前が、それぞれの岩についているようですが
全然わからないままです。
まぁ、いいかっ。
けっこう堪能出来ました。 (^_^)v
・・・ただ問題なのは、そこからまた歩いて登らなければならないことです。(>_<)
当然、この木道しかありません・・・(戻って15:30過ぎ)
昨日の階段国道といい、自虐的!?な場所(行動)が続いています。
お昼過ぎには恐山も歩いていますし・・・ ぜぇぜぇ (*_*)
果たして、少しは脚力もついて来ているのでしょうか??
駐車場に戻り(登り)、しばらく走っていくと・・・
道路脇に展望台がありました。(15:40)
どうぞ寄って見ていって下さいといった場所です。
これは同じ仏ヶ浦でも、上から見下ろした絵です。
さっき下りたところも良く見えます。
果たして、これで満足しておいた方が良かったのでしょうか??
自分としては、苦労して見た景色は記憶の残り方が違うとは思っています。
『R338』
マサカリの刃の部分を更に北上します。
まだまだ拡張中なのでしょうか、所々工事をしている区間も出て来ます。
きっと次に来る時!?はキレイになっているのでしょうね。
やっと人が住んでいるところに出て来ました。
今日はなかなか変わりやすい天気のようで、雨になったり晴れたり忙しいです。
途中で、かなりの勢いで雨が降っている区間があったのですが
コーナーをひとつ曲がったら、見事に晴れ上がっていました。
路面も乾いていますし・・・
これだけハッキリした雨の境目ははじめて見ました。(驚)
願掛岩というそうです。(帰宅してから調べました 16:05)
青森市民をして、時間的には仙台・・・
といわしめた佐井村に到着しました。
この先の大間は、ある意味メジャー!?な地ですが、ここは昨日の津軽半島同様
最果て感をかもしだしていました。
大間の人は東京に出るには船を使って函館に出て、飛行機を使うそうです。
県内(青森)の人もむつ経由ではなく、津軽半島の蟹田から脇野沢まで
船を使うほうが早いということらしいです。
青森県はデカイですねぇ。
・・・佐井村の中心部では国道を外れて、間違って旧道に入ってしまいました(汗)
佐井村の中心地です。(この先は左折が正解>>直進してしまいました)
・・・そして、遙か先に大間崎らしき場所が見えて来ました。
『大間崎』
いきなりですが、到着してしまいました。(16:40)
マグロの碑の前には駐車場がないので、これは一瞬停車をして撮りました。
感じとしては宗谷岬みたいにひらけた場所で、先っぽという感じではありません。
この時だけは本州最北端のクルマ・・・
ちょっと回ったお土産屋さんの裏に駐車場があったので、そこに停めて歩いてみます。
向こうには函館山が見えました。
大間崎全景!?
マグロの碑の先には・・・
弁天島が見えます。
ふりかえるとお土産屋さんがっ・・・
ある意味、今回のツーリングの折り返し地点なので
しばし感傷にふけります。
キャンプ場ではテントを張っている人たちがいました。
ちょっと羨ましかったです。 たまには自分もっ。
ぼ~っとしていると、一人のおじいさんが話しかけて来ました。
どうやら、今朝3:00に栃木を出発してきたらしいです。
・・・タフですねぇ
(このおじいさんが運転した訳ではなく、乗っていたのだと思いますが)
ここの位置がどのような場所なのかは確認出来ました。(16:50くらい)
『下風呂温泉』
正直云って、この5泊目の宿を決めるのは結構悩みました。
大間崎の民宿にしようか・・・とか、さっきも行った恐山の宿坊にしようかとか・・・
はたまた近くの薬研温泉(ワイルドそう・・・)にしようか・・・とか
ここ下風呂温泉にしたのは、本州最北端の温泉郷だということと
もしかしたら、イカ釣りの漁火が見られるかも知れない・・・というのが決め手になりました。
宿はかなりの数が選択肢に挙がったのですが、
井上靖が小説「海峡」を執筆したという 長谷旅館 にしました。
「ああ、湯が滲みて来る。本州の北の果ての海っぱたで、
ゆきの降り積もる温泉旅館の浴槽に沈んで、
俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる。なぜこんなところへ来たのだ・・・・・・
杉原は詩人になっていた。」
『海峡』(昭和34年)
正しい日本の温泉街といった感じです。(17:30到着)
非常に熱いお湯でしたが、敬意!?を示して薄めずに浸かりました。 熱いっ。
8月も末だからでしょうか??
海側の部屋だったので、窓の外からは涼しい風が吹いて来ました。
もっとも、エアコンなどは付いていませんが・・・
窓の外は道路を挟んで港になっています。
別の方角に見えるのは、北海道の恵山岬でしょうか・・・
2日振り!?に宿での夕食です。
海が目の前ですから、当然海の食べ物が主となっています。
なんと夕食は別の部屋に案内されました。
(誤解のないようにいっておきますと、こちらの部屋にはエアコンがありました。
別にセコくて付けていないわけじゃないようです。 >ここはそれだけ涼しいところなのでしょう)
んんっ、旨いっ。
下駄が似合う温泉街でしたので、カラコロと音をさせて散歩に出掛けました。
いゃあ、風情があります。 ・・・というより何か懐かしい。
『漁火』
期待していた漁火ですが、散歩していた範囲では堤防が高くて確認出来ませんでした。
宿に戻り、海側の非常階段を上ってみると・・・
おおっ、見えました。
下風呂温泉よりも北側の大間のあたりで、漁をしているみたいです。
北海道に行くフェリーからは、毎年見られる夏の風物詩だったのですが
今年も見られることが出来ました。
う~ん、満足。
そんな感じで5日目の夜は更けて行きました。
・・・やはり、早寝でしたが。
明日からは戻っていくことになります。
・・・すこし寂しいなぁ。
09.08.24 走行 264km
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by chage_diary
| 2009-08-27 20:40
| お出かけ
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