2017 秋 日光 その1
2017年 11月 23日
今年44年ぶりの改修がなされた日光東照宮の陽明門です。
2017.11.18(土)
今日も関東地方は午後から雨という天気予報なのですが、
南の方が更に悪いということでしたので、逃れるべく北に向かうことにしました。
とは言っても東北まで行く時間もないので、手近な日光まで足を伸ばしてみることにしました。
距離が120km近くある割には、道路のアクセスが良いので近く感じるのです。
(R4バイパス~日光宇都宮道路で2時間ちょっと)
10:40には日光PAにいました。(自宅を出たのは8:00をまわっていたような・・・)
東照宮到着は11:10 まだ待ち時間無しでクルマを駐車場に停めることが出来ました。
日光東照宮は、元和(げんな)3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。家康公は、天文(てんぶん)11年(1542)12月26日三河国岡崎城(愛知県岡崎市)でご誕生になり、幼少より苦労を重ね戦国乱世を平定され、幕藩体制を確立されました。そして、世の中に秩序と組織を形成し、学問を勧め産業を興し、江戸時代260年間にわたる平和と文化の礎を築き、近代日本の発展に多大な貢献をされました。
家康公は、元和2年4月17日駿府城(静岡県静岡市)で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、久能山より現在の地に移されおまつりされました。正遷宮は、同年4月17日二代将軍秀忠公をはじめ公武参列のもと厳粛に行われ、ここに東照社として鎮座しました。その後正保(しょうほ)2年(1645)宮号を賜り、東照宮と呼ばれるようになりました。
尚、現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって、寛永(かんえい)13年(1636)に造替されたものです。
近年歳をとったからなのか、以前よりは寺社仏閣に足を運ぶ機会が増えました。
東照宮にはつい1~2年前にも来ましたが、今回陽明門の改修が終わったとのことで
新しい状態のものを見たくなったということなのです。
去る平成25年7月より修理工事を行っておりました陽明門が来る3月10日(金)に竣功いたします。
当日は午前9時30分より御本社にて竣功奉告祭、同11時より陽明門前にて竣功式を執行します。ご参拝の皆様におかれましては、3月10日の正午ごろより陽明門を間近でご覧いただけます。翌11日以降は開門時間内であればいつでもご拝観可能です。
なお、竣功奉告祭斎行中は御本社への参拝を、竣功式執行中は陽明門前の通行をそれぞれ一時停止させていただきます。何とぞご了承ください。この度の竣功は昭和48年以来44年ぶりとなります。鮮やかに蘇った陽明門をこのまたとない機会にぜひご覧ください。皆様のご来宮をお待ちしております。
石鳥居(いしどりい)【重文】
ご鎮座翌年の元和4年(1618)、九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納されました。石材は、まず九州から船で小山まで運ばれ、その後陸路人力でこの日光まで運ばれました。
五重塔(ごじゅうのとう)【重文】
慶安3年(1650)若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されました。文化12年火災にあいましたが、その後文政元年(1818)に同藩主酒井忠進公によって再建されました
表門(おもてもん)【重文】
東照宮最初の門で、左右に仁王像が安置されているところから仁王門とも呼ばれています。
拝観料は1300円といいお値段がするのですよね。
宮内に入りました。
何度も来ているので勝手はわかっているのですが
陽明門の改修効果なのか、人出がスゴイのです。
今まで来た中ではいちばん混んでいるような気がします。
日光東照宮・三猿
日光東照宮の5173個もある彫刻のうち、もっとも有名な彫刻があります。その中でも、もっとも有名なのが「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿の彫刻」です。三猿の彫刻とは左から「耳を手で塞いでいる猿」「口を手で塞いでいる猿」「目に手を当てている猿」です。
そしてこれらの「3匹の猿」が「三猿」と呼ばれる猿くんたちであり、通称・「見猿(見ざる)、聞か猿(聞かざる)、言わ猿(言わざる)」と言われる世界的に有名な猿たちになります。
三猿の正式な製作年は不明となりますが、神厩舎の竣工(創建)と時を同じくするのであれば、1636年(元和3年/江戸時代前期)には完成していたものと考えることができます。
以降、約10年おきに修理が行われていますが、2017年(平成28年)の修理は8面すべてが対象となる大規模な修理は1952年(昭和27年)以来、約65年ぶりになるとのことです。この三猿の彫刻は、経年による老朽化や極彩色が剥げ落ちてきたことに伴い、2016年(平成27年)6月から修理(修善)に出されていました。
よって三猿の修理期間中は「本物の三猿を精密に模して製作されたレプリカ(贋作)」が神厩舎に据えられていました。その後、2017年3月30日に晴れて修理を終えて、見事に本物の三猿が神厩舎に取り付けられ31日から一般公開されています。現在では、創建当初を彷彿とさせる「光り輝く極彩色の三猿」を観ることができます。
顔が変わった・・・とか云う声もあるようですが、それはそれで味ってものなのではないでしょうか!?
他にも猿がいます・・・の写真です。
神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)【重文】
神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。
そして本命!?の陽明門です。
陽明門(ようめいもん)【国宝】
日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。
昭和48年以来44年ぶりの改修とのことですので、以前の改修が終わった直後に
小学校の修学旅行に来たということなのだと思い起こしました。
人間歳をとってくたびれる訳です(汗)
ちょうど団体客と重なった時間に到着したようで、
門をくぐる階段はエライ勢いで混んでいます。
真下で見ると確かにキレイになっていました。それにしてもすごい手が掛かっていますね。
今日はこの新しい陽明門を見に来たようなものなので
しばらく見ていましたが、その後眠り猫の下をくぐって奥宮に上ってみます。
眠り猫の下もすごい人でした。
by chage_diary
| 2017-11-23 21:53
| お出かけ
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