東北地方温泉行脚 その15
2016年 09月 13日
白神ラインと呼ばれる林道です。
2016.09.06(火)
不老ふ死温泉にお世話になったあとはR101を少しだけ南下し、
白神山地の真ん中を突き抜ける白神ラインと呼ばれる林道に入ってみます。
以前といってももう30年前ですが、このルートを逆方向から原チャリ(DT50という立派なオフ車です)を
借りて走ったことがあります。
たしか当時は弘西林道と呼んでいたような??
これまでも何度か走る機会に恵まれたのですが、結局再訪は30年ぶりとになってしまいました(汗)
R101を南下します。
今日は日本海が右側に見えています。
五能線の踏切を何度か渡り・・・
昨日通った交差点までやって来ました。宿を出てから15分ほどのことです 9:16
ここを左折します。
この前後に ダート道が43kmつづく 的な看板もありました。
青森県道28号岩崎西目屋弘前線(あおもりけんどう28ごう いわさきにしめやひろさきせん)は、
青森県西津軽郡深浦町から中津軽郡西目屋村を経て弘前市に至る主要地方道である。愛称は白神ラインである。
西津軽郡深浦町大字岩崎で国道101号から分岐した後、笹内川沿いに東進し白神山地を通過する。
白神山地を経て中津軽郡西目屋村に至る区間は旧弘西林道にあたり、未舗装の悪路である。
途中、深浦町で追入瀬川、鰺ヶ沢町で赤石川のそれぞれ上流部にあたる谷越え・山越えの難所がある。
旧弘西林道は旧岩崎村を始めとする日本海側と弘前市との物流強化のために計画・建設されたが、
上記の道路事情もあり、岩崎・弘前間は海沿いを通る国道101号や国道の短絡ルートとなる
青森県道31号弘前鯵ケ沢線を利用し、鰺ヶ沢町を経由するルートもある。
当路線は白神山地の世界遺産地域を通過していないが、生活道路・幹線道路としての側面は非常に弱く、
今後整備されるかどうかは不透明である。
1962年(昭和37年)、白神山地の森林開発や観光開発、経済交流などを目的に林野庁が「弘西林道」として着工した。
困難な工事は12年の歳月を要し、1973年(昭和48年)に総工費9億5000万円をかけ完成した。
地盤が弱く、土砂崩れも多発し、期待された経済効果も薄く、1983年(昭和58年)に県道に編入され
「青森県道28号岩崎西目屋弘前線」となった。
1993年(平成5年)に白神山地が世界遺産に登録されると、「白神ライン」と命名された。
まぁ、地図上では近道に見える場合もありますが
中途半端な覚悟では入らない方が良いと思います。
最初は舗装路ですが、だんだんと狭くなって行きます。 9:22
おもむろにダートに入ります 9:34
舗装用のタイヤを履いていますが、このクルマはやっぱりダートが似合います。
白神岳展望所というところに到着しました 9:39
どれが白神岳かはわかりませんが・・・(汗)
白神展望所
ここからは、笹内川の原生林の向こうに雄大な白神岳と向白神岳の姿を臨むことができる。
この白神ライン 一ッ森峠、天狗峠、津軽峠、と3つの峠を越えて行きます。
この白神岳展望所は最初の一ッ森峠を越える途中にありますが、
すでに結構な山の中に入っています。
ダート道ですが、標識は立派です。
9:47 一ツ森峠に到着っ。 そのまま通過しちゃいました。
峠を過ぎると当然ですが下りになります。
10分ちょっとで下り切り、川を渡ります。
ただでさえ勝手の知れない青森の山の中で、もう1時間近く人家を見ていません 10:01
・・・で、またまた上り始めます。
だいぶ上って遠望が利く場所に出ました。 10:16
10:18 2つ目の天狗峠に到着っ。ここで鰺ヶ沢町に入るようです。
天狗峠
ここからは、向白神岳を対岸に見ることができる。白神山地のポスター撮影地の1つとなっている。
また駐車場があり、ここから天狗岳登山をするための基地ともなっている。
たぶんとんでもない山の中にいるのだろうなぁ・・・と思いつつ走ります。
10:33 この辺りのブナ林は見事でした。
10:37 おもむろに舗装路が出てきた上に工事中でびっくりしました。
追良瀬川大橋、赤石川大橋
追良瀬川大橋は古い橋で、赤石川大橋は最近建設された橋である。
いずれも、林の中で独特の雰囲気を醸し出している。赤石川大橋の近くには、駐車場と公衆トイレがある。
10:39 鰺ヶ沢に向かう、こちらの道は通行止めです。
これまでにすれ違ったクルマは工事車両を除くと4~5台でしょうか??
30年前に通った時は大型トラックなどともすれ違ったのですが、
今となっては林業もそれほど盛んではない??のかと思いつつ走ります。
まぁ、すぐそばは世界遺産の白神山地ですから、思うように木も切れないのかも知れません。
10:44 奥赤石展望所駐車場にて人にはあまり遭遇しなかったのですが、サルに遭遇しました。
奥赤石展望所駐車場
ここには、舗装された道と駐車場がある。「弘西林道」の記念碑や東屋、
クマゲラの形をかたどったモニュメントなどがあり、対岸の乱岩の森 (685m) を臨むように建てられている。
人になついていないのが良いです。
10:58 3つ目の津軽峠に到着っ。
ここから徒歩5分の所に、樹齢400年とも言われる「マザーツリー」というブナの木がある。
また、ここから高倉森、暗門大橋までのトレッキングコースの途中にもブナやナラ、トチノキの巨木がある。
この津軽峠までは、弘前市からバスが通っている。
マザーツリー・・・現地に居るときは見つけられませんでした。
この山の中を走って来たんだなぁ・・・
この標識の前で写真を撮ったような記憶があります。
あとは最後の下りを・・・
ほぼ2時間を費やして、白神ラインを走破しました。
11:20 アクアグリーンビレッジANMONの駐車場に到着っ。
外人さんがたくさんいました。海外からわざわざ訪ねて来るところなのですね・・・ここは。
11:28 暗門の滝はまたの機会に・・・
これまでそれなりに日本全国を廻っていますが、
これだけ長いダート道は北海道の函岳やトムラウシくらいしか走ったことがありません。
たぶん探せはもっとあるのでしょうが??
2016年 平成28年の現在ですから、このような走れるダートはどんどん減って行ってしまうのでしょうね。
久しぶりに楽しい体験が出来ました。
by chage_diary
| 2016-09-13 21:30
| お出かけ
|
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