東北地方温泉行脚 その10
2016年 09月 13日
乳頭温泉 鶴の湯温泉 さんに到着ですっ。
2016.09.05(月)
夏休み3泊目のお宿は 乳頭温泉 鶴の湯温泉 さん です。
自分がどうこう云うまでもなく、全国の温泉好きの皆さん・・・いやいやそれほどでは無い方からしても
超メジャーな存在で、一度は泊まってみたい垂涎の宿だと思います。
自分もいつか一度は泊まってみたいと思っていたので、出発する前からかなりわくわくしていました。
今更、ここに書くようなことはご存じの方も多いとは思いますが、まぁご容赦を・・・という感じです。
乳頭温泉郷は国内で1、2を争う超人気温泉、秘湯ブーム発祥の地だ。
中でも乳頭温泉郷でもっとも歴史が古い鶴の湯(温泉)は、
「行ってみたい温泉No1」「最も予約が取りにくい宿No1」という超人気の湯宿である。
十和田湖八幡平国立公園中、田沢湖の北東にあって特異な頂きを持つ乳頭山(1,478m)の西麓、
標高1000mの高所に7つの温泉、7つの温泉宿が点在している、乳頭温泉郷だ。
温泉と言えば、文人墨客が訪れて滞在したことを大きくPRする傾向があるが、
ここ乳頭温泉郷に関してはこれが皆無である
ブナの原生林に囲まれた鶴の湯・黒湯・孫六・蟹場・大釜・妙乃湯温泉などの温泉群が、
「秘湯」という言葉を全国に広げた。秘湯ブーム発祥の地と言っていい。
さらにJR秋田新幹線(田沢湖線)の開通もあって、いまや日本で1、2を争う人気温泉となった。
乳頭温泉郷の中で断然人気が高いのが鶴の湯温泉で、
寛永15年(1638年)に秋田藩主佐竹義隆公が入浴した記録が残されている最も古い温泉だ。
宿の開業は元禄14年(1701年)、昭和56年に経営を引き継いだ佐藤氏の経営手腕により、
それまでの湯治客と登山客を相手にしていた鶴の湯を、全国屈指の秘湯の宿として育て上げた。
到着時はまだ青空です。でも何か降りそうな予感がしています。 16:09
こちらが入り口。15:00までは日帰り入浴をやっていて混み合うらしいのですが、16:00過ぎはぼちぼち空いていました。左側の長屋!?が本陣です。
上の写真の真ん中を通り抜けてふり返りました。
チェックインを済ませて、部屋の案内をして頂きます。
とは云っても、先ほど通り抜けてきた通りに面しているのですが・・・
なんと 本陣 と呼ばれる、一番取りにくい部屋が取れてしまいました。
この宿を取ることそのものが難易度高そうなのに、なんという偶然!?なのでしょう。
茅葺き屋根の本陣は二代目秋田藩主 佐竹義隆公が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物として
今では鶴の湯を代表する建物となっています。
茅葺きは約6年ごとに葺き替え(ふきかえ)という作業をします 生保内下高野地区からススキを刈り
一冬越してから神代梅沢地区の茅手(かやで)と言われる職人が昔ながらの作業をします
本陣を入り口正面から 今宵は四番の部屋(真ん中)に泊まります。
本陣は全部で5室、他にも隠れ本陣!?というのがあるらしいのですが
この並びとは違う場所に位置しているようです。
ということで、こちらが客室内観・・・ 16:20
奥は電球でしたが、手前はランプでした。
部屋の広さは8畳といったところでしょうか!?
部屋とは別に洗面台とトイレがついています。
江戸時代からの建物ですから、トイレはどうなの??という声も聞こえて来そうですが、
ちゃんと現在の洋式便座で、おしりも洗浄してくれるヤツが着いていました。
ただ、エアコンはありませんし
今日はたまたま暑かったので、部屋の中にいるのは結構難儀しました。
まぁ、その理由の大部分が囲炉裏に火がくべてあったからなのですが・・・
こちらを使って夕食をとることになっているようです。
ちなみに部屋鍵はありません。昔ながらのつっかえ棒で、戸を開かなくします。
ということは外出時は外から鍵を掛けることは出来ません。
夕食時に食べる魚を囲炉裏で焼く為に出入りしますって、宿の方にも言われました。
貴重品はフロントに預けるシステムのようです。
自分はクルマで来たので、クルマに閉まっておきましたが・・・
部屋の前からフロント方面を・・・
各部屋前に腰掛けることが出来るようになっています。
部屋の正面にあった三号館の入り口です。
中を覗いてみました。
いゃあ、この景色は飽きないですねぇ。
談話室!?のような場所にはストーブが備えられていました。
辺りをちょっと見回して落ち着いたところで浴衣に着替えて・・・ 16:36
風呂に入って来ます。
イメージです(汗)
まぁ、日本の秘湯の代名詞のような白濁した大型露天風呂ですから、悪いわけが無いです。
足下からお湯が沸いているので、コンクリートなどでは固められておらず砂利敷のままのようですし
風呂そのものが広いので、お湯の沸いているところの湯温は高く、そうでないところは少し温く・・・
という感じでした。
でも万座温泉とかに比べると硫黄臭はそこまではキツくなかったのかな・・・
露天風呂も素晴らしかったのですが、近くにある湯屋の黒湯や白湯、
そして他にも滝の湯という打たせ湯、露天風呂の脱衣所にある中の湯という湯船
どれもが良かったです。
ちなみに露天風呂は混浴のようですが、さすがに明るい時間の女性の入浴は無かったようです。
この奥にも客室があるようです。
17:00過ぎ 風呂から上がってきました。
部屋に戻ると囲炉裏端にイワナが刺してありました。
小銭を取ってきて、自販機で今日も湯上がりの一本・・・
幸せです。
あとは何をするわけでもなくまったりと・・・
部屋に戻っても暑いですし、テレビがあるわけでもありません。
こういう時間って貴重だと思います。
幸か不幸か自分のキャリアは圏外になってくれたので、少なくとも今日は業務連絡もないでしょう(笑)
ふらふらしながらも18:00に、少しは暗くなって来たかな??
空の色と、空気を感じながら
夕暮れ時を楽しんでいる自分・・・
だいぶ暗くなりました。 夕食の18:30はもうすぐです。
by chage_diary
| 2016-09-13 22:20
| お出かけ
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