近畿 2013新春 その7(雪の丹後半島)
2013年 01月 28日
丹後半島を巡ります。
2013.01.04(金)
今日(昨日もありますが)の行程です。 豊岡まではR178を辿っています。
伊根の舟屋を出発して、丹後半島を回ってみます。
しばらくはR178には戻らず、あえて海岸沿いの細い道を走ってみました。
一応除雪は済んでいるみたいですね。
自分が思っているほどの・・・冬の日本海という鉛色の空ではありません。 まぁ今朝は太陽が出ていたのですが。
なにやら近くに有名な棚田があるそうなのですが・・・
良くわかりませんでした。 ここだったのかなぁ・・・
国道を離れて走っているので、すれ違うクルマもほとんどなく
ある意味独占状態での移動が続きます。
絶景・・・かな。
道路の路肩にところどころクルマを停められるスペースがあったような気がしたのですが
他にクルマは走っていませんし、除雪し切れているわけではないので好き勝手(謎)にやっています。
あとで調べてみると 本庄浜 というところのようです。
ここでR178に戻りました。(浦嶋神社というところだと思います)
国道ですから、少しはペースが上がるのかと思いきや・・・
今までに負けず劣らずの細い道も出てきました。
風向きが変わると波も激しいという絵です。
そのクセ、あっという間に晴れたり・・・
地形と天候の違いを楽しみつつ、丹後半島最北端の経ヶ岬までやって来ました。
経ヶ岬(きょうがみさき)は、京都府京丹後市丹後町袖志に属し、日本海(若狭湾西部)に面する岬。
京都府及び近畿地方の最北端。丹後天橋立大江山国定公園に含まれる。
丹後半島北端をなす岬の周囲は安山岩からなる柱状節理の発達した海食崖になっている。
名前の由来は『宮津府志』によると、岬を取り巻く柱状節理が経巻を立てたように見えることによるとされている。
岬の最高地点は201mで中腹に経ヶ岬灯台がある。
駐車場には本日3~4台目の訪問だったようです。(轍から推測)
経ヶ岬灯台
1898年(明治31年)12月25日初点灯した灯台で、第1等フレネルレンズを使用した第1等灯台に指定されている。
経ヶ岬中腹の海抜144mに立地しており、光達距離22海里(約41km)、1回転20秒の速度で回転している。
実効光度は28万カンデラ。
レンズはフランス製のもので、レンズ台を含め重量は5トン、焦点距離が922mmである。
これは日本国内では他に犬吠埼(千葉県)、日御碕(島根県)、角島(山口県)、室戸岬(高知県)、
沖ノ島(福岡県)の各灯台でしか用いられていない。
灯台までは遊歩道があるらしいのですが、積もった雪の中を歩く気も装備もなかったのでスルーします。
しばらく駐車場からあちこちを眺めたあと、R178に戻ります。
天候が穏やかになったからなのでしょうか!?経ヶ岬から先はなんとなく雰囲気が明るいような気がします。
経ヶ岬の手前でいつの間にか伊根町から丹後町に入っているようです。
確かにこれまでとは違い、断崖絶壁に道を通したという感じでもないですね。
この家並み、上越~糸魚川あたりの景色とカブリました。
雪の量もすっかり少なくなりました。
でもふり返ってみると、さっきの経ヶ岬はまだすぐそばにあるのです。
いきなり日が差したりして・・・ ホントに印象が変わります。
しばらく走っていくと、なにやら磯の形がいい感じの景勝地らしいところがあります。
ちょうど駐車スペースもあったりして・・・
クルマは何台か停まっているのですが、人は居ません。
丹後松島
丹後町此代(このしろ)から東に向かって島々が連なっている様が、日本三景の松島に似ている事から名付けられました。
リアス式の海岸の連なる風景が、経ヶ岬まで続き、朝日や夕日を受けた美しいシルエットは印象的です。
『山陰海岸ジオパーク』を代表する眺めです。 近くには海水浴場があり、夏には多くの海水浴客で賑わいます。
犬ヶ岬園地に駐車してご覧いただけます。
停まったところが犬ヶ岬園地だったのかどうかは定かではないのですが、
道路を渡った展望スペースから見た景色は・・・
・・・となかなかのものです。
でも驚いたのは・・・
足下眼下の浜を見ると・・・
サーフィンをしている人達が居ます。
真冬にサーフィンをするだけでも凄いと思うのですが、
この波を選んでいるなんて・・・
どうやら駐車場に停まっているクルマは、彼らサーファーのものだったようです。
いゃあ、驚きました。
といった形で記憶に残った丹後松島でした。
この先もいろいろな奇蹟・名跡のようなところがあったのですが
ある程度こちらも慣れてしまったので、そのままスルーしつづけ
道の駅 てんきてんき丹後 に到着しました。
道の駅てんきてんき丹後(みちのえき てんきてんきたんご)は、京都府京丹後市丹後町竹野の国道178号上にある道の駅。
名称の「丹後」とは、道の駅ができた時の自治体(旧・竹野郡丹後町)が、自身の町名を冠したものである。
また、この道の駅は弥生遺跡の上に建設されており、そこから出土した土器などのモニュメントが設置された芝生公園がある。
何をして てんきてんき なのかが気になって調べたのですが・・・
「テンキテンキ」とは、毎年 10月に行なわれる竹野神社の祭礼で、
収穫に感謝し、五穀豊穣を願って奉納される神事のことです。
祭礼では、羽織をまとった男の子が「コエカケコエカケハジメヨウ。テンキテンキ、ヒヨリヨイサ」と囃し立てながら
太鼓とささを鳴らします。
ということだそうです。
自分、あまりに天気が変わりやすい土地だから、そう名付けたのでは??などと思いこんでいました。(汗)
梨はこの地域の名産なのですね。 自分の土産に買って帰りました。
へしこ も海外産のものを使うのですね。
へしことは、鯖に塩を振って糠漬けにした郷土料理、および水産加工品である。
若狭地方および丹後半島の伝統料理で、越冬の保存食として重宝されている。
現在では若狭の特産品・土産物として、漬け込む魚の種類も「鰯へしこ」「河豚へしこ」などが加わり、
福井県で親しまれている。
自分、きゅうりやなすのぬか漬けは正直云うとあまり好きではないのですが、
数年前に食べた ぬかサンマが美味しかったものですから
もしかしたら いけるクチなのかも知れませんね。
買いませんでしたが・・・
あとはやっぱり蟹ですかっ。
しばらく休憩をとってから出発します。
すぐ近くに間人(たいざ)という地名がありました。
当初は読み方がわからなかったのですが、今回蟹を食べる段になって調べてみるようになり
やっと読み方がわかりました。(汗)
たいざがに・・・って有名ですよね。
人気料理対決番組にて究極の食材として取り上げられ、一躍全国的に有名になった間人ガニの産地がここ間人港です。
間人ガニは間人港で水揚げされた松葉ガニのことを指しますが、
お隣の漁港・浅茂川漁港(網野町)で水揚げされる松葉がにも間人ガニと同じ漁場で捕られた松葉ガニであるということは、
あまり知られておりません。
つまり、この周辺の港で水揚げされる松葉がには、
山陰はもちろん日本国内でも屈指の品質を誇る松葉がにだということなのです。
そんな間人を通り過ぎて
鳴き砂で有名な琴引浜という地名が出てきました。
琴引浜は、京都府京丹後市(旧網野町)にある砂浜。
読み方は「ことびきはま」や「ことひきばま」・「ことびきばま」などと読まれることが多いが、正しくは「ことひきはま」である。
鳴き砂で有名な白砂青松の景勝地で、全長は1.8キロメートル。国指定の天然記念物・名勝(2007年指定)。
地元では鳴り砂と呼ぶ人も多い。
若狭湾国定公園に含まれ、琴引浜は日本の白砂青松100選・日本の渚百選・日本の音風景100選に選ばれている。
また、丹後天橋立大江山国定公園にもなっている。
世界初の禁煙ビーチにもなっている。 また琴引浜の鳴り砂を守る会がゴミなどの清掃活動を行っている。
琴引浜鳴き砂文化館では琴引浜の展示物が展示されており、
韓国からのゴミや過去のナホトカ号重油の被害で鳴かなくなった鳴き砂を取り戻す作業風景の写真などが展示されている。
鳴き砂体験コーナーもある。
こちらが全容です。 冬なので誰も来ないからなのか、流れ着いたゴミが散乱していました。
せっかくなので砂浜に降りてみました。
どのような時にどのように鳴くのかを知りたかったのですが
まずは砂が乾いていないとダメなのですねぇ・・・
おまけに素足で摺り足なんて
・・・どうやらこの季節には堪能出来ないようです。
絵的には日が差すと南の海のように見えるから不思議です。 実際は寒いので、そんなことは考えないのですが。
流れ着いているものにハングル文字のものが混ざっているあたりが、日本海沿岸を感じさせてくれました。
更に西へと走って行きます。
やはり蟹の名産地だからでしょうか!?
このような店が道路沿いにたくさんありました。
R178を走り続けて、久美浜湾のほとりを走った後は
だんだんと海を離れて山中へと入って行きます。
ちょっとした山を越えるべくトンネルに入り・・・
くぐり抜けると。
京都府から兵庫県へと入りました。
だんだんと下っていくにつれて平野部になってきました。
途中には 兵庫県立コウノトリの郷公園 の標識などもありましたが
この時期では見られないと思い、スルーしてしまいます。
(あとで調べてみると、どっちみち休園日でした)
そして豊岡の市街に入ります。
豊岡市(とよおかし)は兵庫県北部(但馬地域)に位置する市。但馬県民局管轄地域。
豊岡都市圏を形成する兵庫県北部の中心都市である。
2005年(平成17年)4月1日に、周辺の城崎郡城崎町・竹野町・日高町、出石郡出石町・但東町と対等合併し、
兵庫県で面積が一番大きい市となった。
日本で最後の野生コウノトリの生息地として知られ、コウノトリの保護・繁殖・共生の事業が行われている。
また竹野浜などの海水浴場、神鍋高原のキャンプ場・スキー場、重伝建の出石、著名温泉地の城崎温泉があるなど
観光・レジャー施設が非常に多い。
まぁ、めったに来るところでもないのでしょうが(とりあえずはじめてでした)
この地域では一番大きな街のようですね。
当初は時間があれば、更に西へと向かって
城崎温泉や但馬の海岸線を走ってみたかったのですが
すでにお昼をまわっていたので、ここから神戸に向かって南下することにしました。
たぶんこの先も大きな街はないと思ったので
豊岡の市街で昼食をとることにしました。
和風旅館に泊まったので、食事はなんとなく洋食系が良かったのですが・・・
なにやら、それっぽいお店が見つかったので入ってみます。
こういうのはカンと勢いでっ!
お店の写真を撮ってあったので、あとで調べてみました。
カフェレストランエール
ヨーロピアンスタイルのおしゃれなレストランです。店内は7つに分かれていて、それぞれに違った雰囲気があります。
会議室等も用意していますので、お見合いや商談に利用する方も多く、目的に応じてお使いいただけます。
メニューは全て自家仕込み!
エビフライ定食やシーフードグラタン等が人気です。
非常に懐かしい感じの「洋食屋さん」で、店内の雰囲気もメニューの体裁も
自分が子供の頃のまま・・・という感じでした。
会社の近所(千代田区神田)にも、このようなお店が何軒かはあったのですがだいぶ少なくなりました。
ある意味貴重な経験です。
・・・ここで思い返してみたのですが、昨日のお昼からずっと走っていて
チェーン店っぽいお店に遭遇していませんでした。
エビフライのころもが(自分の)普通とは違って面白かったです。
当初の希望が叶えられて良かったです。
どうもごちそうさまでした。
食事を済ませてからは、神戸に向かって走ります。
by chage_diary
| 2013-01-28 21:30
| お出かけ
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