2011 中国・四国【20】(6日目・その1)
2011年 09月 17日
松江城にて
見出しのページなどを作成しました。
2011.09.13(火)
なんとなく先が見えてきた感!?があります。
温泉津温泉をあとにします。
土産物屋さんがあっても目立たない、質素な感じの温泉街でした。(褒め言葉です)
第13作 寅次郎恋やつれ のロケ地でもあったということを後で知りました。
駅前を通ってR9に戻っても良かったのですが、
海沿いを抜けて行くことの出来る道がありそうなので、そちらに行ってみました。
旅情をかりたてられました。
その先に沖泊という標識があったので、なにげなく入ってみました。
かなりの奥行きのある入り江でした。
沖泊(おきどまり)は、16世紀後半に石見銀山の銀積み出しで栄えた港です。
入り江が深く水深も深いため、港としては好条件の天然港だったそうです。
所々に見られる岩に開いた穴は、その時代に手彫りで彫られたもので、
「鼻ぐり岩」と言います。銀や生活物資の運搬を行う船を係留(けいりゅう)する目的で作られました。
今回の旅の中でいちばん古さを感じた町並み・・・
ポツンと建っているのですが、もの凄く手の込んだ造りをしていました。
この港も世界遺産の一部なのですね。
遠くに来た感!?が、また強くなりました。
時代の流れからか日本中何処に行っても、主要道から見られる景色は似て来てしまいましたが
ここ山陰は、瓦の色が赤い(石州瓦)のも手伝って
とても「懐かしい」という気持ちにさせてくれる地域でした。
このような場所はこのまま大事にとっておきたい。
そんなことを思いつつR9に出ました。
島根県は青信号の代わりに黄色信号を点滅させているようです。
山陰線をくぐります。
しばらく走ると、数年前に走ったことのある区間に出てきました。
(あまり記憶には残っていなかったのですが・・・)
R9沿いにある 道の駅 キララ多伎 に寄ってみます。
海越しに見えている山々は出雲です。
愛の鐘は故障中でした。
あのときも暑かったですが、今日も暑いです。
以前来た時はここを左折して出雲大社に行ったのですが、今日は右折して高速に入ります。
今日はまだまだ先もありますし、出雲~松江の間のR9は流れが悪いと聞いていたので
高速道路を使うことにしました。
曲がった直後に渋滞していたのですが、たぶん事故処理が終わった直後だったのだと思います。
山陰道 出雲ICから入りました。
片側一車線ですが、それなりに流れています。
途中、宍道湖SAに入ってみました。
休憩というよりも、宍道湖を見てみたくなったので・・・
玉造温泉が見えました。
出発前はこの前の晩に泊まる場所を
温泉津温泉か、ここ玉造温泉のどちらにしようか悩んだのですが、
行ってもいないのに、温泉津温泉にして良かったような気になりました。
松江・玉造料金所を抜けます。 ここからしばらくは無料区間のようですが、ここで降りました。
当初、松江はスルーしてしまおうかと思っていたのですが
一度も来たこともない街(通っただけです)でしたので、ベタではありますが
松江城くらいには寄っていこうと、突如気が変わりました。
宍道湖のほとりに停まれるスペースがあったので、停まってみます。
このような島がありました。 沈まないのでしょうか??
車中からですが・・・ 結構、市街地の中心部でした。
松江城 に到着しました。
駐車場にクルマを停めます。
お堀を遊覧出来るようです。
白鳥がいました。
城下町松江のシンボルで、松江開府の祖堀尾吉晴(ほりおよしはる)公が
慶長12年(1607)から足掛け5年の歳月をかけて、慶長16年(1611)に築城しました。
千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風の屋根が見事なことから、別名「千鳥城」とも呼ばれます。
山陰地方で唯一現存する天守閣は黒塗りの下見板で覆われており、
その荘重かつ優美な姿は訪れる人々を魅了します。
さらに、最上階の望楼から360度にわたって見降ろす街並みの眺めは圧巻です。
上~のほうに・・・
天守が見えます。
このような晴天の中、登って行きます。 ふぅ。
立派な石垣です。
この陽気で引くのは大変でしょう。
暑い中、登っていって天守に着きました。
さすがにここで、登閣料として550円を払うことになります。
(ここに来るまでの場所は、公園として一般に開放されています。)
自分としては「現存して」というだけで迫力を感じます。
おっと、ここで野武士を発見!
というわけでもないのですが、ガイド役!?として常駐されているみたいです。
ちょっと話をしてみました。
真っ黒に日焼けをしていたので、「今日は暑くて大変ですねぇ」と言ったところ、
「それでも7、8月に比べると楽になりました」と仰っていました。
確かに過酷な仕事だと思います。
なんでも松江城、元々国宝だったらしいのですが
改修の方法を誤った!?ようで、国宝から外されてしまったようです。
(国の重要文化財に指定されています)
それでも現存しているのはすごいですね。と言ったところ。
「松江は平和でしたから・・・」と仰っていました。
天守の中に入ってみました。
鯱の尾の部分です。
このような階段を何層か上がり
柱も梁も立派です。
ここを上って、一番上へ・・・
到着しました。
開放感のある、いい景色が見られました。
宍道湖方面です。(南側)
その中でも西の方・・・(右です)
正面にさっき見た島がありました。
これは別の方面です。
昔の殿様はこういうところから、眼下を見下ろしていたのですね。
当時は今のように高い建物もありませんから、特別な視点だったのだと思います。
しばらくうろうろしていましたが、下ることにしました。
階段を下ります。
天守の中は日陰だからなのか、それほど暑くはありませんでした。
きっと通気がいいからなのでしょう。
やはり昔の人の知恵ってすごかったのだと思います。
野武士氏・・・写真のモデルになったり、撮ったりと大変そうでした。
天守を後にして、下り始めました。
松江神社の鳥居です。(逆からですが・・・)
石垣は・・・やっぱり凄いですねぇ。
やっとお客さんが見えられたようです。
松江城、思っていたよりも良かったです。
特に天守の最上部はいい景色のところでした。
続いて、鳥取県に入り
境港に行ってみることにします。
by chage_diary
| 2011-09-17 14:20
| お出かけ
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