富山 その2
2011年 06月 16日
立山 雪の大谷 積雪 12.5mです。 今は6月なのですが・・・
2011.06.11(土)~12(日)
称名滝を眺めた後、バスは更に標高を稼いで行きます。
魅力的な道が続きます。
雪の比率もだんだん増えて来ました。
しばらく登ると周囲の木々が低いものばかりになって、周囲の景色が開けて来ました。
七曲がりと云っていたような・・・
弥陀ヶ原と云われるところに入ってきたようです。
標高約1,600~2,100m、東西9km、南北3kmに広がる弥陀ヶ原高原。
木道が敷かれた湿原には「餓鬼の田」と呼ばれる池塘(ちとう)が点在し、
カルデラ展望台など散策ポイントも豊富です。
夏になると白い綿毛をなびかせるワタスゲが美しく咲き誇るほか、
色鮮やかなチョウが多く生息し、わたしたちの目を楽しませてくれます。
そして雪はどんどん深くなって行きます。
毎年GW前になるとテレビ等で報道される「雪の大谷」に到着しました。
いわゆる「雪の回廊」的なところは志賀草津道路の開通直後に見られることが出来、
自分も結構行っているのですが・・・
ここのはちょっと規模が違いました。
積雪は12.5m(6月11日現在)と、自分が知っている中ではダントツです。
日本でこれほど積もっているのは、月山(山形県)と大雪山(北海道)くらいではないでしょうか!?
・・・そんな感じで、あっという間にバス乗車の50分間が経って、室堂に到着しました。
立山黒部アルペンルート内の最高所に位置する室堂は、観光と登山の拠点として最も賑わいを見せる場所です。
室堂平からは、立山三山をはじめ剱岳や大日連山など、 3,000m級の山々を望むことができるほか、
みくりが池や地獄谷など、散策スポットも豊富。また、特別天然記念物の雷鳥も多く生息しています。
雷鳥を見る気満々!?で、ここまでやって来たのですが
お天気は?と云うと、途中から見事にガスの中に入ってしまいました。
眺望はぜんぜん利かず、雷鳥はおろか周囲の山々さえも見えません(悲)
あえてプラス方向のことを考えると、雨はどしゃぶりでもないので傘はさすものの
表を歩くのはそれほど大変ではない・・・という感じです。 (>_<)
通常は5月末、または6月初旬で終了するそうなのですが、
やはりここも震災の影響なのか、観光客が減っているようですので期間を延期したみたいです。
たった今、バスで登ってきた道を歩いて下り(戻り)ます。
だいぶ近くに見えて来ました。
4月の全線開通から6月まで、室堂より高原バスで1~2分の場所に
雪の大谷と呼ばれる巨大な雪の壁ができあがります。
その高さは5月ごろで10数m、雪の多い年は20mを超えることもあり、
白銀の幻想的な世界を体感することができます
積雪12.5mの場所は、冬期間吹きだまりになっているような場所らしいので
さすがにそれがひたすら続くというわけでもないようです。
ちなみにバスの高さは3m前後とのことです。
いつもテレビでしか見たことのない場所にたどり着くことが出来ました。
ホンの一瞬ガスが消えて、反対側の山の稜線が見えましたが・・・ここまででした。
この先には絶景が広がっている筈なのですが・・・
敗北感!?を感じつつ、バスターミナルに戻って来ました。
バスターミナルの中はこのような感じ
この中には、更に黒部方面に進むトロリーバスの駅や売店
そしてレストランやホテルまでが併設されているようです。
屋上に上がってみます。
おおっ、板だっ。
屋上出口を出てもまっ白な世界がっ・・・
ここからの眺望はきっと・・・
歩いて15分ほどでみくりが池に着くと聞いていたので、行ってみる予定で来ました。
しかし、このように真っ白な世界ですから
たどり着いたとしても、何も見えないでしょう。
仮に道(といっても雪ですが)を誤って、遭難!?などという展開が0とは言えないので
残念ながら行くのを諦めました。
ホンの数十メートル先でこんなですから
天気予報では、午後から良くなると云っていましたが
それを期待して一日待っていると、このまま終わってしまいそうな気がします。
ここで昼食をとろうかどうか悩んだのですが・・・
標高と物価は比例する。
ので、下界に戻ってから食べることにしました。
こちらはトロリーバスの改札でしょうか?
こちらがバス乗り場です。 12:00発の便に乗って下ることにします。
バスの発着時間は決まっているようなのですが
舞っている人数に合わせて、一度に何台も出せるようにしているみたいなので
基本的には、座っていく事が出来ます。
幸か不幸か、下りのバスも一番前に座ることが出来ました。
そして「雪の大谷」3回目ですっ。
ちょっと標高が下がると、ガスが晴れて周囲の景観が見渡せるようになりました。
行きとは別の意味で楽しめそうです。
こんなところを走っていたのですね。
いゃ~っ。 !(^^)!
下界には雲海が見えて来ました。
弥陀ヶ原も行きとは様相が異なります。
この絵だけ見ていると、空を飛んでいるようです。
この山、かっこいいです。
などとわくわくしながら、周囲を見回していましたが
車内の他のお客さんはぐっすりしている人が多かったです・・・
もったいない。
だいぶ下って来ました。
そして下りもあっという間に美女平に到着。
登りのケーブルカーは中になってしまい、回りが見えなかったので
下りは一番下側の窓に張り付いてみました。
山頂駅はまだガスっていました。
出発っ。
写真だと勾配感がイマイチなのですが、実際は結構なものです。
離合して・・・
山麓駅に到着します。
バスと合わせてたった1時間強で山麓駅に戻ってまいりました。
立山黒部アルペンルート・・・富山県側だけでしたが、非常に楽しかったです。
まだ黒四ダムなどには行っていないのですが、
そう遠くない将来に、全線走破などをしてみたいです。
・・・出来れば、室堂辺りに泊まって歩いたり等も。
行きは撮るヒマもなかった山麓駅です。
駐車場に戻って靴などを履き替えて・・・
次なる場所へと向かうことにします。
富山地鉄の特急でした。(上側は元西武のレッドアローですねぇ)
by chage_diary
| 2011-06-16 23:00
| お出かけ
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